ビジネスで競合に勝つための
パターンは大きく分けて二つしかない。

「差別化」と「価格」

差別化は、他の商品・サービスになくて
あなただけが持っている独自のものを、
アピールすること。

価格は、他社よりも安い価格で売ること。
とにかく価格競争に陥る。

私の知り合いの美容院も、
価格の安さをウリにして集客している。
今のところ人は集まっているし、
順調に進んでいる様子。

この価格を安くする施作を取る人は、
かなり多いが、あまり得策とは考えない。

少なくとも、私はオススメしない。

なぜなら、価格の安さに逃げることで、
独自の魅力や良さを考え、アピールすることを
放棄しようとする。

つまり、考えることをやめてしまうから。

もし仮に、他社がその価格以上に安い
金額をアピールしたら、どうなるでしょうか?

価格だけをウリにしていたら、
簡単にそちらにお客さんは流れていき、
ある程度満足すれば、またそのお店に通うはずです。

その結果、集客が上手くできずに
金銭的にキツくなる・・・

こういうことが起こり得るわけです。

つまり、この「価格を安くする」という
選択肢から脱するためには、差別化が
必須になってきます。

自分に都合が良いルールを考える

では、差別化するためには
何から始めるべきでしょうか?

よく考えるのは、競合と比較して
他とは違うところを探して行くのが
一般的だと思いますが、それでは
差別化にはつながりません。

たとえ、その違いに気づいたところで、
その部分があなたのオリジナリティに
なる保証はどこにもありません。

なので、違うアプローチから考えます。
それが、Myルールを作ることです。

つまり、あなたがビジネスをしていく上で
自分にとって都合のいいルールを考え、
設定し、そのルールを守ってやることです。

一見、何の意味もないように感じるかも
しれませんが、このルール設定はかなり重要です。

このルールを決めて提示することが、
あなたと他社とを明確にわけ、
一目で見てわかる、オリジナリティになるんです。

一番わかりやすい例でいうと、
京都の飲食店で見かける「一見さんお断り」
誰からの紹介制でしか入れない会員制のバーやレストラン。

これらは簡単に作れるし、理解できるルールです。

ですが、これだとマネがしやすいので、
独自性を表現したルールとは言えませんよね。

なので、独自性を表現したい場合には
次の点を考慮して作ってみてください。

それが、、、

出来るなら避けたいと考えている
お客さんの特徴や性格をまとめて、
それとは逆の言い回しに変えることです。

例えば・・・

・見積もりを無料で要求してくる
・かなり無理な値段交渉してくる
・約束の時間通りに来ない
・ドタキャンを平気でしてくる

このような人が嫌だと思うなら、

・見積もりを無料ではしない
・お客さんからの値引き交渉はしない
・約束通りに来ない場合はサービスを断る
・ドタキャンした人には、キャンセル料をもらう
など・・・

あなたが嫌だと考える人を明確にすることで、
お客さんを選ぶ基準ができるわけです。

この基準さえ一度できてしまえば、
嫌なお客さんに対応してストレスが溜まることも
価格の安さをアピールする必要もなくなるでしょう。

あと、あなた独自のこだわりを加えれば、
より他社との違いが明確になります。

こうやって考えると、意外と簡単だと思いませんか?

なので、まずはこのMyルールを作ることから
始めてみてください。