自社の魅力・世界観へ引き込むためには、
まず、読み手の注目を集める必要あります。

そこで重要となるのが、ビックアイデアです。

このビックアイデアとはいうのは、
独自の世界観に興味を持ってもらい
「面白く」「画期的」に見えるための、
文章全体の核となるテーマ・アイデアのことです。

今回は、私がどのような思考回路で
このビックアイデアを見つけているのか?

そのプロセスをあるプロモーションを
例にしてお伝えしていきます。
出来る限り忠実に再現しています。

ただし、一部伏字にする部分があります。
その点はご了承ください。

ビックアイデアは日常に隠れている

私がセミナーに集客するための
レターを書いている最中のこと。

レターの後半部分は難なくかけたが、
リード(キャッチコピーから本題に移るまでの
冒頭部分の文章全体のこと)を書くことに苦戦し、
アイデアもパッとしないし、なんかモヤモヤする!!

そんな気持ちを持ちながらも
期限が迫っているので、なんとしても
レターは仕上げないといけない・・・

でも、全然書ける気がしない。

クライアントからもらった
エピソードもあるし素材も十分に揃っている。

ただ、それをどう調理すれば
今までとは違った見せ方を出来るのか?
このセミナーの魅力が最大限伝わるのか?

さっぱり思いつかない・・・

なので、久しぶりに
コピーライティングの教材を見たり、
自分のネタ帳を見てビックアイデアの
作り方を復習して見た。

そうすると「比喩」という表現が目に入り
頭をフル回転させていた。

クライアントがこのセミナーでやることを
端的に言ったら何て言えるだろう?
一言で表現するならどう表現しようか・・・

そして、その言葉を別の言い方、
比喩表現を使って言ったらどうなるだろうか・・・

何か身近なもの、話題なものに絡められたら・・・

とにかく、手を動かすしかないと思い、
まず一言で端的に表すことから始めた。
このセミナーは一体何なのか?

それは、、、

”〇〇の違いを究明し、
多くの人が気づいていない〇〇に響く
ポイントを明らかにすること”

この解答は割とすんなり導けた。
問題はここから。

じゃあ、これを誰もがわかる表現や
話題、例え話にリンクさせることはできないか?
読み手を釘付けにする言葉って何だろう・・・

それから、改めて素材を見直したり、
見込み客が読むであろうコンテンツや
テーマと似た内容の書籍を読んで見た。

でも、さっぱりわからない(笑)

ただ、頭(意識)で考える作業をしつつも
無意識に落とし込んで答えを検索させ、
突破口を見つけようとした。

これはどういうことか?

例えば、人の名前をど忘れしたとする。
その時、その場で思い出すことはできず、
ずっとモヤモヤして、引っかかっている状態。

その時、脳では無意識に
様々なヒントからその答えを探し出そうしている。

まるで、GoogleやYahoo!の検索ボックスに
キーワードを入れて、情報を見つけようと
検索し始めるかのように。

そして、その答えをバックグラウンドで探しつつ
意識では、その場での会話や状況に意識を向け、
普通に過ごしている。

とは言っても、脳のメモリは両方フル回転状態。

で・・・無意識が答えを発見した時に
意識の方にふと名前を表示させる。

「あっ、今さっきの人〇〇さんだ!」

ハァ〜、これでスッキリしたww
思い出せて良かった〜っとなり
無意識の仕事は終了する。

こういう行為を人間は自然としているので
普段多くの人は知らず知らずに使っている。

それをあえて”意識的”にやってみた。

話を戻すと、リサーチ資料を見返しながら
バックグラウンドで無意識に答えを
見つけてもらうと企んでいた。

ただし、リサーチ資料を眺めても
何の答えも無意識からは出そうにない。

仕方ないので、ここで一旦休憩を取って
紅茶でも飲もうかなとティータイムを取った。
あと、ついでに昼食も。

さっそくテーブルに座って、
コップに入った紅茶を一口飲む。
テレビのリモコンに手を伸ばし
電源のスイッチを入れた。

その頃はちょうど昼の1時半過ぎで
テレビにはワイドショーが流れており、
ニュースが流れていた。

パンを頬張りながら
ニュースをボ〜ッと眺めていた。

テレビの画面からは、
ブラジルのサッカークラブが搭乗していた
飛行機が墜落した事故の続報が流れていた。

その際に、事故の原因を究明するためにも、
ブラックボックスの回収が急務で
捜索を急いでいるとキャスターが伝えている。

それが、たまたま目に入ってきたのだ。
で・・・その時にピンと来たのがわかった。

〇〇の気持ちや響くポイントっていうのは
多くの人からしたら「謎」であり、
どういうメカニズムで判断しているのかわからない。

それって、事故の原因が
わからないのと同じだよなぁ・・・

じゃあ、クライアントのセミナーは、
飛行機のブラックボックスを回収して
原因を究明する作業に似てるんじゃないか?

このアイデアなら面白いし、
見せ方としてはあまり見たことないなぁ・・・

そこで「ブラックボックス」という
切り口(アイデア)が決まり、
冒頭の文章を書き始めると・・・

と、こんな感じで、その当時話題になった
ニュースからヒントを得てアイデアが出来ました。

どうでしょうか?

思考プロセスをストーリー調にして
伝えてきましたが、何かヒントになる
部分が見つかったでしょうか?

ぜひ、あなたのビックアイデアを見つける
参考にしてみてください。