「キングダム」という漫画にハマり、
その漫画ばっかり読み返しています。

というのも、キャラクターの作り方や
世界観の作り方がとても秀逸で
引き込まれてしまい、その魅力を研究しています。

端から見たら、ただ漫画読んでいるだけですが(笑)

漫画「キングダム」とは?

中国の春秋戦国時代を舞台に、
戦争孤児で下僕でありながらも親友と共に
大将軍を目指す少年・信と後の始皇帝となる
秦国の若き王・政の活躍を中心に、戦乱の世を描く漫画。

単行本の累計発行部数3000万部以上(1〜46巻累計)

今日本で一番売れている青年漫画と言われており、
男女問わず、幅広い層から支持を得ています。

キングダムの世界観・キャラクターが魅力的

特に「キングダム」を読んでいて思うことは、
史実というすでに決まり切ったストーリーを軸に
オリジナリティを表現し、完全に作者独自の
世界観へと昇華させている部分が凄いなぁと。

あと、キャラクターの個性を際立たせ、
感情が動かされる要素を盛り込んでいくことで、
読者を巻き込んでいく部分は素晴らしいですね。

だから、読み終えた後には
作者がその物語・シーンで
伝えたいテーマがスッと入ってくるんですよ。

「あぁ、このシーンはこれが言いたいだなぁ」

そして、記憶にもしっかりと焼き付けられる。
事実、ビジネスパートナーとキングダムの話をする時は、
割と同じシーンで熱いトークを繰り広げています。

「あの時の○○のシーンが熱いですよねぇ」
「あのキャラの○○というセリフが良い」

など・・・語り出したら軽く2〜3時間ぐらいは
そのネタだけで話が出来るぐらいに・・・(笑)
それぐらいどハマりしてますww

で・・・

そんな漫画を描くことが出来る
作者の頭ってどうなっているんだろうか?

そこが気になったので、
ネットで作者について調べてみると
面白い記事を発見しました。

しかも見習うべき格言と一緒に・・・

キングダム流世界観(魅力)の伝え方

その記事というのが、連載を目指す
新人漫画家にレクチャーする企画の記事。

全部で4回シリーズで、
今回紹介するのはその第2回目。
「伝わる!ドラマの整理術」

ここでは、ストーリの描き方のポイントを
新人漫画家からの3つの質問に答える
形式で書かれています。

1つ目:物語の核を明確にすること

本文を一部引用すると・・・

どういう核を持つドラマなのか作者自身が
認識し、ハッキリと表現できれば良い話になる。
あと、喜怒哀楽をしっかりと描くこと。

これを読んだ時に、
自社の魅力を語るストーリーの作り方と
全く同じだなぁと思いました。

実際に、魅力を語るストーリーを作る場合、
その物語を通して伝えたいテーマ(=核)がないと
全体的に話がボヤけてしまいます。

つまり、何をそのストーリーで伝えたいのか、
あなたの魅力が何なのかわからなくなってしまい、
結局何も心に残らないメッセージになります。

その結果、どんなに魅力ある商品・サービスで
あってもその良さが伝わらないことにつながります。

なので、文章を書く際は構成を考え、
テーマや伝えたい魅力を明確にした上で、
最後までストーリーをつなげる論理展開を
意識するように心がけてください。

これが最も重要になってきますので!

2つ目:話の山場が際立つように整理する

ここも本文を一部引用すると、、、

大切なことは物語の核を明確にし、
いかに無駄を削るかです。

自社の商品・サービスの魅力を語る上で、
ストーリーは別の観点で、この格言が
参考になります。

これは私が度々クライアントに言うことですが、
言いたいこと(魅力やメリットなど)を
何でもかんでも詰め込んではいけない。

とにかくシンプルに、3つまでに絞ってくださいと。

多くの人が、よく犯す間違いなんですが、
「うちの商品はこんなにたくさん
良い部分がありますよ〜」というアピール。

でも、これって何の意味もないんですよ。

あれも出来ます、これも出来ますと言うのは
とても簡単ですが、読み手目線からみると
「結局何が言いたいの?」と感じてしまい、
=何も出来ませんと言ってるのと同じように聞こえます。

このようになってしまう主な原因が、
自分でも本当の良さがわかってないということです。
本当に自社の魅力や商品・サービスの良さを
わかっているなら、端的に、シンプルに
魅力を凝縮し、メッセージに変換できるはずです。

その証拠に、掃除機という市場でも
布団専用の掃除機「レイコップ」は
バカみたい売れてますよね?

あと、吸引力という部分にフォーカスした
「ダイソン」は掃除機の分野でトップクラスです。

多分、この2社の商品も他に素晴らしい特徴、
機能があると思いますが、そこは一切アピールせず、
一点集中のある部分のみにフォーカスしています。

その結果、多くの人にその魅力が届いていますよね。

自社の商品・サービスの広告を書く場合は、
ぜひこの部分は参考にしてください。

3つ目:描くと決めたらとことん調べる

ここでも本文を一部引用すると、、、

その時代についてはガッツリ読み込みました。
いまいち説得力が乏しいなと思うことがある場合は、
「調べる」作業が浅かったかもしれません

さらに続きの部分も重要です。

そのジャンルやテーマについて深く理解してこそ、
オリジナリティーは生まれます。

この言葉を見てもわかる通り、
書いた文章に説得力を持たせるためには、
徹底的なリサーチが必要です。

そこを怠ったら、良いものは書けません。

これは漫画家だけでなく、
自身の事業や商品・サービスの魅力を伝える上で
とても大切なことであり、肝とも言える部分です。

・魅力を最も伝えたい相手は誰ですか?
・その人の性格、仕事、家族構成はわかりますか?
・趣味、趣向は?
・どんなライフスタイルですか?
・競合他社はどのくらいありますか?
・競合他社はどの部分をアピールしていますか?

など・・・調べることはたくさんあります。
上記に挙げた内容は、ほんの一部ですが、
最低限これくらいの情報は調べなければなりません。

逆にこの情報がない状態で書いては、
自社の魅力が伝わることがほぼないと言っていいです。

それほどまでに「調べる」ことが重要です。

なので、自社の商品・サービスの良さ、魅力を
伝えたいなら、徹底的に調べてください。

できる限りの時間を使って
たくさんの情報を集めて、精査し、
どの情報を使って書くかを考えてください。

この作業の出来次第で、結果は大きく変わりますよ。

最後に、、、

3つのポイントをまとめた教訓があったので
それを引用して終わりたいと思います。

《まとめ》
“綿密な下調べを前提に、物語の核を定める。
そしてそれを明確にするべく無駄を削るべし!!”

それでは、今日はこの辺で^^